求められて撮るを体験するワークショップ人物編・結果


 こんばんは。おかげさまで本日43歳になりました伴でございます。思い切り中年に入っても祝ってもらえるなんて幸せだなあ……という一日を過ごしておりますが、外形的にはいつもの休みと同じです。

 先日、このジャーナルブログでも告知&募集しておりました通り、「求められて撮るを体験するワークショップ人物編」というのを実施いたしまして、今回は珍しく結果が表に現れるタイプのワークショップだったもので、皆さんにご報告しようと思っております。

内容

 内容としては告知が不十分だったのもあり、かなりミステリアスだったと思うのですが、二人の生徒さんが勇気を持って参加してくれまして、要は「プロと同じ立場で、こういう写真が欲しいんだよね、というのに応えられるあなたになるには?」というのが主眼でありました。

 ふつうアマチュア向けの教材やセミナーなんかの場合、「あなたがどう撮りたいですか?」というのを前提にあれこれ展開するのが当たり前ですし、目的も当事者の満足であって、出来栄えがどうあれ、撮った人が「よかった」と満足すればOKという形を目指すことでしょう。

 しかし私は講師としてそこで終わってしまうのではつまらない、と常々考えておりまして、自分が満たされるというのも、本当に達成できればそれではそれで大したものだとは思うのですが、他者の審判を受けてなお成立する写真が撮れるところを目指すと趣味としても突き抜けたものになるんじゃないでしょうか?

 撮る目的はひとそれぞれバラバラで結構なのですが、人の役に立つ写真が撮れるレベルになったら勝手にモテちゃうと思いますし、逆にいえば写真が上手くなると勝手に人の役に立っちゃうんですね。これはサッカーなんかのスポーツ系の趣味とはまた違った面白い特性と思います。

 というわけで、生徒さん方には、「自分のやり方で良いから、モデル役をやってくれたメリケンサックさとさんのインタビュー撮りをしてください。結果だけ求めます」というので撮ってもらいました。

 そう、恐ろしいのはレクチャーして撮ってもらって、という形式ではないこと。いきなり撮るんです。

 一度撮ってもらってから細かいアドバイスはしましたが、この「いきなり撮る」ところが非常に大きなプレッシャーだったと思います。おふたりともよく頑張ってくださいました。その結果がこちら。

08_studioさん撮影
https://note.com/sato_kimono/n/n3d078d89eb03

五十嵐さん撮影
https://note.com/sato_kimono/n/n7308895595c6

 そして私も、先生なので撮影時間はだいぶ短くしましたがそれ以外は同じ条件でちゃちゃっと撮影いたしました。

伴貞良撮影
https://note.com/sato_kimono/n/n62f794638493

 ええ。今回さとさんはあえて同じ文章にして下さってまして、写真のセレクトだけで違いを出してくれています。このブログ読者の皆さんにはどういうふうに違いが感じられたでしょうか?

またやりたい

 このワークショップ、当初から私がやりたくて開催する、と宣言しています。実際にプロ志向の人や、アマチュアの「撮らされる」枠に収まりたくない人にとって一番役に立つワークショップと確信を持っていますので、またそのうち開催する際には是非ご応募いただければと思います。立候補も歓迎ですよ。

 ただ、いきなりこうした試される型のワークショップに挑めといわれてもしんどいと思いますので、もっともっと初心者フレンドリーな、たとえば「ストロボを使ってみよう」みたいなワークショップも増やすべきと考えています。

 実施の際はYouTubeやこのブログで告知いたしますので、気になっている方はぜひご参加を!

 というわけでまた。


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