GX7Mk3の空港写真


 こんばんは。自分のセレクトがいかに甘いかというのと、Pansonic製MFTセンサー搭載カメラのポテンシャルの高さを再認識しております。再度どころか数百回目くらいですね、セレクトの甘さについてもパナMFTのポテンシャルの高さについても。

 撮影は2019年の1月7日ですって。台南に行く飛行機に乗るために訪れた成田空港の写真です。

 いつもどこへ行っても手持ち無沙汰で写真を撮りまくってしまうんですが、客観的に見るのが苦手なので、他人の目で見てどうなのか、というのが全然鍛えられておりません。コロナ禍で過去写真を振り返りまくっているおかげで、ようやく少しは客観視できるようになってきたかなという感じ。このブログでも繰り返しそのあたりのお話をさせてもらっています。

 ひと様に写真を教えていて、「他の人に見せるつもりでそもそも撮ってるかい」と偉そうに説教していたりするのにどういうこった、と自分で思ったりもするのですが、写真を撮る段階と、それを現像する段階、セレクトする段階、組む段階で客観視のチャンネルはそれぞれ違うような気がします。

 このシルエット写真なんて、撮った時のことを覚えているのですが「おっ、良い反射があって素敵じゃん」と思って撮ったものの、帰国してセレクト、現像段階では「そう良くもねえな」ってスルーしていましたから。

 今あらためて見てみると、そう珍しいものが写っているわけではないのですが冬の空気感と旅に出るぞ感がちゃんと写っていたなと思います。

 今日の写真はすべてPanasonic GX7Mk3にパナライカ15mm F1.7をくっつけて撮ったもの。ニコンで撮るなら、この15mmのようなキラーレンズが欲しいところです。MFTで15mm、微妙でありながら絶妙です。パースの利き具合も非常によろしくて、かつフルサイズでいう28mmほども「広すぎて困るなあ」ということがありません。感覚的にはフルサイズでの35mmに近いものがあります。

 パナMFTは手ブレ補正がボデー内蔵、かつ非常に優秀なのも旅カメラとしては嬉しいところで、ニコン機で似たようなことをやろうとしてもZ50はボデー内蔵手ブレ補正がなく、レンズで手ブレ補正が付いているものはキットの暗い標準ズームくらいです。

 暗いレンズの手ブレ補正って、私からすると、感度の面で明るいレンズを使うのと大差なくなったりするので「ないよりはマシだけど」レベルのものなんですよね。Zフルサイズ機は大きくも重くもなく、かつボデー内に手ブレ補正を内蔵しているので、何でもかんでもZ7で撮っちゃうのが一番手っ取り早いといえば手っ取り早いです。

 そうこう言っているうちに飛行機は無事に着いていたようですね。

 台南撮り倒れツアー楽しかったなあ。もう2年半以上前ということですか。それにしてもこの写真、ほとんどシルエットですね。明快な観光ガイド写真としては見えなさすぎですが、個人の表現としてはアリです。

 絵の分かりやすさ、分かりにくさのバランスもなかなか難しいものがあり、それもまた客観視できるかどうかが大きく影響しそうです。

 それではまた。


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