伴のYouTube動画にてこれから説明を収録する予定の話、「現代アートとフリージャズって似ていると思うんだよね」を補足するYouTube動画リンク集です。
話の要旨としては、人間がやることなので、たとえば壁に壁画をただ描いていたのが「もっと技巧に凝れるんでは」とか「意味で勝負」みたいにどんどん発展していく過程で、いつの間にか一見さんがとっつき辛くなってしまうわけで、それは現代アートもフリージャズも一緒ね、という感じです。乱暴な話ですが、人間と芸事って常にそういうもんですよね。
ですから、ジャズも踊るためのシンプルで楽しい音楽だったものが、どんどん複雑になり、内部でぐつぐつ煮詰めて一見さんがとっつき辛いものになってきた歴史があります。
実際にちゃんと聴いてみると深みが増しているものが多く面白いのですが、それは美術の勉強をするのと同じように、ジャズも歴史を辿って勉強してからでないと辛いんですね。ほとんどの人にとってそうだと思います。
スイング・ジャズ
Best of Swing Jazz
ビバップ
Charlie Parker – Greatest Hits
モーダル・ジャズ
Miles Davis – So What
フリージャズ
John Coltrane – Leo
ね、フリージャズ、わけわからんでしょ。
そしてスラッシュメタルに至るロック側の進化はこんな感じ
ブルース
Robert Johnson – Crossroad
ロックンロール
Rock ‘n’ Roll 60s Mix
ハードロック
Deep Purple – Smoke on the Water
ヘヴィーメタル
BLACK SABBATH – “Paranoid”
ニューウェーブオブブリティッシュヘヴィーメタル(NWOBHM)
Iron Maiden – The Trooper
スラッシュメタル
Metallica – Battery
というような感じで、「より速く!」「より重く!」「より攻撃的に!」という感じで進化してきたのがおわかり頂けたんではないでしょうか。
ジャズもどんどん複雑化していきましたし、人間がやることは何でもそういう方向に……というか、西洋人の発想がそういう風なんでしょうね。
それではまた!
おまけ
動画内で話題に出たSepulturaの曲がこちら
Sepultura – Refuse/Resist