こんにちは。
今年は主に8月から体調がおかしくなっておりまして遠出を避けておったのですが、涼しくなってきたこともあり、じわじわと出かける距離を伸ばしております。
この日は他に所用あり、じゃあ帰りにお気に入りのスナップスポットである東武東上線沿線で写真でも撮るか、と行ってきた時の写真をお送りいたしましょう。
Youtubeも連動しています。
カメラ話で恐縮なのですがNikon Z6というミラーレス一眼、発売から2年ほど経ちましたがまだ最新機種でして、画質がそのまま使うとつるつるした味気ない画質なもので、どうにかこう、渋い感じにならんかね、というので渋いものを渋い光で撮ってみております。
モノクロにしてしまえば実にニコンらしい感じになるのですが、色は積極的に歪ませていかないと、ものすごく正しいだけになっちゃいますね。
もちろんこのギャラリー内の写真はすべてRAW現像しているので、カメラから出てきた画質そのままというわけではありません。ちなみにレンズはAF-S Nikkor 35mm f/1.8Gというレンズだけで撮影しています。
上板橋エリア、まだまだコンクリートがガリガリのものが残っておりまして、わたくし写真を撮る上ではそういうガリガリが大好物なんですね。
テクスチャーの表現って仕事で写真を撮っていると、とくに静物の写真で求められることが多いのですが、デジタルカメラが主流になった現代だからこそ、よりガリガリをガリガリに撮り、手に取れるかのように楽しむことが出来るんじゃないかなあ、という風に思います。
またフィルムであってもデジタルであっても、写真を撮る側と見る側の間に隔たる大きな溝を埋めるのに、触感というのは役に立つんじゃないかなあ、という風に思います。
そういう意味では最近ニコンを使っていて、私が伝えたい手触りというのが人物にせよ静物にせよ、効率よく伝えられる道具のような気がします。こういうおはメーカーによって得意な表現が違いますからね。
というようなことを考えながら、ちょっと疲れてスタジオに帰ってくると彼岸花がまだ咲いていました。